AutoCADの属性定義についてお探しですね。
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AutoCADの図面枠を楽に入力して、エクセルにも自動で書き出す方法
AutoCADで図面を作るとき、毎回タイトル欄(図面枠の右下にある表みたいなやつ)に図面名や図面番号を手打ちするのって、けっこう面倒ですよね。
しかも、完成した図面から情報を拾ってエクセルで図面リストを作るときに、打ち間違いをしてしまった経験がある人も多いんじゃないでしょうか。
今回は、AutoCADの「属性定義(ATTDEF)」という機能を使ってタイトル欄の入力を楽にして、さらに「データ抽出(DATAEXTRACTION)」という機能で図面の情報をエクセルに一気に書き出す方法を紹介します。
属性定義(ATTDEF)って何?普通の文字入力と何が違うの?
AutoCADの「属性定義(ATTDEFコマンド)」は、ブロックの中に「変わる文字情報」を入れておける便利な機能です。
普通の文字入力(TEXTやMTEXT)は、一度入力したらそのまま表示されるだけですよね。
でも属性定義は、「後から中身を入れ替えられる箱」みたいなイメージです。
ブロックを配置するたびに、ダイアログボックスが出てきて簡単に違う文字を入れられるんです。
この機能が一番役立つのが、図面枠の右下にあるタイトル欄です。
タイトル欄には、会社名やプロジェクト名みたいに「どの図面でも同じ文字」と、図面名、図面番号、縮尺、作成日みたいに「図面ごとに変わる文字」が混ざっています。
変わる部分に普通の文字を使っちゃうと、図面をコピーするたびに文字をダブルクリックして書き直さないといけなくて、書き忘れも起きやすくなります。
属性定義を使えば、ブロックを配置するときに「図面番号を入力してください」みたいなメッセージが自動で出てくるので、入力忘れを防ぎながらサクサク作業できます。
さらにすごいのは、入力した文字をAutoCADが「データ」として認識してくれること。
ただの文字じゃなくて、データベースの項目みたいに扱われるので、後で説明する「データ抽出」機能を使えばエクセルに一発で書き出せるんです。
つまり、属性定義をちゃんと使えば、作図スピードが上がるだけじゃなくて、CADのデータを他のソフトと連携させることもできるようになります。
タイトル欄の入力を自動化!属性定義を使ったブロックの作り方
タイトル欄の入力を楽にするには、まず「属性定義が入った図面枠ブロック」を作る必要があります。
最初に、タイトル欄の枠線や、会社名みたいに変わらない文字を、普通に線と文字で描いておきます。
次に、図面名や図面番号みたいに図面ごとに変わる部分に、ATTDEFコマンドで属性を配置していきます。
コマンドを実行すると「属性定義」のダイアログが出てくるので、「タグ」「プロンプト」「デフォルト」の3つを設定します。
– **タグ**:システムが識別するための名前です。
スペースを入れずに「図面番号」とか「DWG_NO」みたいに入力します。
– **プロンプト**:ブロックを配置したときに表示される案内メッセージです。
「図面番号を入力してください」みたいに分かりやすく書きましょう。
– **デフォルト**:最初に表示される仮の値です。
「A-001」とか入れておくと、どんな感じで表示されるかイメージしやすくなります。
これを、変わる項目の数だけ繰り返して配置していきます。
全部の属性を配置したら、BLOCKコマンドで図面枠の線、固定文字、属性を全部選んで、ひとつのブロックとして登録します。
ブロック化が終わると、タグ名で表示されていた部分がデフォルト値に変わります。
これ以降、このタイトル欄ブロックを配置したり、ダブルクリックして編集したりすると、エクセルの入力画面みたいなダイアログが出てきて、各項目の文字をスムーズに入力・修正できるようになります。
データ抽出でエクセルに一気に書き出す方法
属性定義でタイトル欄の情報が入力できるようになったら、今度はDATAEXTRACTIONコマンドで、その情報をエクセルに書き出してみましょう。
このデータ抽出機能は、図面の中にあるブロックの数や、そこに入っている属性情報を自動で集めて、表形式で出力してくれる超便利なツールです。
複数の図面ファイル(DWG)を一気に処理できるので、プロジェクト全体の情報をまとめるときに大活躍します。
コマンドを実行すると、データ抽出ウィザードが起動して、対話形式で設定を進めていきます。
最初の画面で「新しいデータ抽出を作成」を選んで、抽出設定を保存するファイル(拡張子.dxe)に名前を付けて保存します。
この設定ファイルを残しておけば、図面が更新されたときや別のプロジェクトで同じ作業をするときに、また一から設定しなくて済みます。
次に、データを抽出したい図面ファイルやフォルダを選びます。
今開いている図面だけじゃなくて、閉じたままの図面も追加できるので、何十枚もの図面を一気に処理できます。
図面を選んだら、抽出するオブジェクトを絞り込みます。
図面にはいろんな図形やブロックがありますが、今回はタイトル欄のブロックだけにチェックを入れます。
次の画面で、抽出したいプロパティ(属性)を選びます。
ここで、さっきATTDEFで設定した「図面番号」とか「図面名」っていうタグ名が出てくるので、必要な項目だけ残します。
最後に、出力形式で「外部ファイルにデータ抽出を出力する」を選んで、ファイル形式をエクセル(.xlsか.csv)に指定して完了。
すると、指定した場所に図面情報がきれいに並んだエクセルファイルが自動で作られます。
図面リストを一瞬で作る!実務で使えるコツと注意点
データ抽出でエクセルファイルができれば、今まで手作業でやっていた図面リスト(ドローイングリスト)作りがめちゃくちゃ楽になります。
出力されたエクセルには、AutoCADで入力した属性情報が列ごとに整理されているので、あとはエクセルで罫線を引いたり、ヘッダーを整えたりするだけで、提出用の図面リストが完成します。
手入力での転記がなくなるので、図面名とリストの内容が合わないみたいなミスを完全になくせるのが最大のメリットです。
実際の仕事でこのやり方を使うときの大事なコツは、抽出設定ファイル(DXEファイル)をちゃんと管理しておくことです。
設計変更で図面のタイトルや縮尺が変わることはよくありますが、一度DXEファイルを作っておけば、エクセルへの再書き出しはウィザードを進めるだけで簡単に終わります。
また、AutoCADの表オブジェクトとして抽出データを図面の中に配置することもできるので、図面の表紙に最新の図面リストを常にリンクさせておく、なんて高度な自動化もできます。
ただし、この自動化をうまく使うには、プロジェクトに関わる全員が「属性定義のルールを守る」ことが絶対に必要です。
誰か一人が属性編集ダイアログを使わずに、ブロックを分解(EXPLODE)して普通の文字として編集しちゃうと、その図面のデータは抽出の対象から外れてしまって、リストに抜けが出ちゃいます。
だから、属性付きブロックの使い方を会社やチーム内で事前に共有して、必ず属性編集機能を使って文字を変更するように徹底することが、この便利な機能を最大限に活かすためのポイントになります。
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