AutoCADでそのようなコマンドはありませんと表示された時の対処法をお探しですね。

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AutoCADで「そのようなコマンドはありません」と出たときの対処法

AutoCADで図面を作っているとき、いつも使っているショートカットキーを押したのに「そのようなコマンドはありません」って表示されて、作業が止まってしまった経験はありませんか?特に急ぎの仕事中にこうなると、「設定が壊れちゃったのかな…」って焦りますよね。

この記事では、このエラーが出る原因と、すぐに直す方法、そして実はこのエラーが「そろそろ再起動したほうがいいよ」っていうサインだということを詳しく説明します。

快適に作図できる環境を取り戻すために、ぜひ参考にしてください。

なんで「そのようなコマンドはありません」って出るの?

AutoCADでいつも使っているコマンドを入力したとき、突然「そのようなコマンドはありません(Unknown command)」ってメッセージが出ることがあります。

この現象の一番の原因は、AutoCADのショートカットキー情報を管理している「エイリアス」という仕組みが、一時的に読み込めなくなってしまうことなんです。

エイリアスって何かというと、たとえば「L」って入力するだけで「LINE(線分)」コマンドが使えるようになる、コマンドの短縮入力機能のことです。

便利ですよね。

この設定は「acad.pgp」っていうファイルに保存されていて、普通はAutoCADを起動したときに自動で読み込まれます。

でも、長時間作業を続けていたり、ハッチングや外部参照がたくさん入った重たい図面を扱っていたりすると、ソフトの内部処理に一時的な不具合が起きて、このエイリアスの情報を見失ってしまうことがあるんです。

そうなると、普通のコマンドはフルスペルで入力すれば動くんだけど、登録してあったショートカットキーだけが認識されなくなって、「そんなコマンドないよ」って言われちゃうわけです。

あと、たまにあるのが、日本語入力(IME)がオンになっちゃってて、全角文字でコマンドを入力してしまっているパターン。

これも同じエラーが出ます。

まずは入力モードが半角英数になっているか確認して、それでもダメなら設定ファイルの問題を疑ってみましょう。

作業を止めずにすぐ直す方法!

エイリアスが効かなくなったとき、AutoCADを一度閉じてまた開き直すのが一番確実な直し方です。

でも、複雑な図面を編集中でどうしてもソフトを閉じたくないときや、たくさんのファイルを開いていて再起動に時間がかかるときもありますよね。

そんなときに便利なのが、ソフトを起動したままエイリアスの設定ファイルだけを読み込み直す方法です。

この操作をすれば、作業を中断せずにすぐショートカットキーを復活させることができます。

具体的には「REINIT(初期化)」っていうコマンドを使います。

コマンドラインに「REINIT」ってフルスペルで入力してEnterキーを押すと、「初期化」っていう小さなウィンドウが出てきます。

その中にある「PGPファイル」っていう項目にチェックを入れて「OK」をクリックするだけ。

これでAutoCADが設定ファイルを読み込み直してくれて、一時的に失われていたショートカット機能が瞬時に元に戻ります。

もし「REINIT」コマンドすら使えない、あるいはウィンドウが出てこないっていう場合は、システム自体がかなり不安定になっている証拠です。

そのときは無理にエイリアスを直そうとせず、画面上のリボンメニューやツールバーからアイコンをクリックして操作するか、コマンドラインに英語のフルスペル(LINE、COPYなど)を直接入力して一時的に作業を進めましょう。

ただし、これはあくまで応急処置なので、キリのいいところで根本的に直す必要があります。

実は「再起動してほしい」っていうサインかも

REINITコマンドを使えば一時的にエラーを直せて、すぐ作業を再開できます。

でも実は、この「エイリアスが見失われる」っていう現象は、AutoCADやパソコン全体からの「そろそろ再起動してほしいな」っていう大事なサインなんです。

AutoCADはすごく高機能で精密なCADソフトなので、図面の表示や座標の計算なんかで、裏側で常に大量の処理をしています。

そのためパソコンのメモリ(RAM)をたくさん使うんですね。

数時間から数日間ソフトを開きっぱなしにしていると、メモリの空き容量がだんだん少なくなって、不要なデータが溜まって動作が不安定になっていきます。

メモリ不足が深刻になってくると、AutoCADはシステムを維持するために優先度の低いデータを諦めることがあって、その影響を一番受けやすいのが軽い設定ファイルであるエイリアスなんです。

つまり、「そのようなコマンドはありません」って出た時点で、すでにパソコンの処理能力が限界に近づいていて、メモリが断片化している可能性が高いってことなんです。

そのままエラーを無視して無理に作業を続けると、最悪の場合は操作中にフリーズしたりクラッシュしたりする危険性があります。

もし直前に保存してなかったら、何時間もかけて作った大事なデータが一瞬で消えちゃうかもしれません。

だから、エイリアスのエラーは単なるちょっとしたバグじゃなくて、「そろそろ限界だから一度リフレッシュしてほしい」っていうソフトからのSOSサインだと思ってください。

エラーを防ぐための予防策

突然のエラーやクラッシュでデータが消えちゃうのを防ぐには、日頃からAutoCADに負担をかけすぎない使い方を心がけて、定期的にメンテナンスすることが大切です。

まずは、ソフトを何日も起動しっぱなしにするのを避けて、作業の区切りや昼休み、終業のタイミングでこまめにAutoCADを終了して、パソコン自体も再起動する習慣をつけましょう。

これだけでメモリがちゃんと解放されて、エイリアスを見失うような不安定な動きを防ぐことができます。

また、パソコンのスペック自体が扱う図面の規模に合っていない場合も、システムに負担がかかってエラーが出やすくなります。

毎日の仕事で快適にAutoCADを使い続けるために、以下のポイントを見直してみてください。

・不要なレイヤーやブロックをパージ(PURGE)コマンドで削除して、図面を軽くする
・図面修復(AUDIT)コマンドを定期的に実行して、見えないエラーを修正する
・同時に開く図面ファイルの数を必要最小限にして、負担を減らす
・万が一のクラッシュに備えて、自動保存(バックアップ)の間隔を適切に設定しておく

エラーが出たときは、その場しのぎで直すだけじゃなくて、ソフトやパソコンからの警告としてちゃんと受け止めることが大事です。

定期的な再起動とデータの整理を意識すれば、トラブルに悩まされない安定した作図環境を長く維持できるようになりますよ。

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