AutoCADで図面ファイルが無効ですと表示された時の対処法をお探しですね。
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AutoCADで「図面ファイルが無効です」「読み取り専用です」と表示された時の対処法
AutoCADで作業しようとしたら、「図面ファイルが無効です」とか「読み取り専用です」って表示が出て、図面が開けなくなった経験はありませんか?昨日まで普通に開けていたファイルが突然開けなくなると、納期に間に合うか不安になりますよね。
この記事では、それぞれのエラーメッセージが出る理由と、具体的な解決方法をわかりやすく説明していきます。
エラーが出る理由は?「ファイルが無効」と「読み取り専用」の違い
「図面ファイルが無効です」と「読み取り専用です」という2つのエラーは、どちらも「開けない」という点では同じですが、実は原因がまったく違います。
この違いをちゃんと理解しておくと、素早く解決できるようになります。
「図面ファイルが無効です」が表示されるのは、図面データ自体に問題が起きているか、使っているAutoCADのバージョンが古すぎる場合です。
つまり、ファイルが壊れていたり、バージョンが合わなかったりすることが原因なんです。
一方、「読み取り専用です」というメッセージは、ファイル自体は正常なんだけど、パソコンやネットワークの設定で編集できないようになっている状態を表しています。
よくあるのは、他の人がすでにそのファイルを開いている場合や、フォルダにアクセスする権限がない場合、あるいはAutoCADが前回フリーズした時に残ってしまった「ロックファイル」が邪魔をしているケースです。
このように、エラーメッセージによって対処法が全然違います。
間違った方法を試してしまうと、かえってデータを壊してしまうこともあるので注意が必要です。
まずは画面に出ている文章をしっかり確認して、自分の状況に合った解決策を試していきましょう。
「図面ファイルが無効です」と表示された時の解決方法
「図面ファイルが無効です」と出た場合、まずはバージョンの違いを疑ってみましょう。
取引先から送られてきたファイルだと、あなたのAutoCADより新しいバージョンで保存されていることがあります。
そうすると、このエラーが出て開けなくなるんです。
この場合は、送ってくれた人に古いバージョン(たとえば「AutoCAD 2013図面」など)で保存し直してもらうか、無料ソフトの「DWG TrueView」をインストールして、自分でバージョンを変換すれば解決できます。
バージョンの問題じゃない場合は、ファイルが壊れている可能性が高いです。
そんな時に試してほしいのが、AutoCADに最初から入っている「修復(RECOVER)」コマンドです。
新しい空の図面を開いて、コマンド入力欄に「RECOVER」と入力して実行し、エラーが出るファイルを選びます。
軽い破損なら、プログラムが自動的に修復して図面を開いてくれます。
修復コマンドでもダメな場合は、自動保存ファイルやバックアップファイルから復旧する方法があります。
図面データが壊れてしまった時は、以下の方法で直前の状態に戻すことができます。
– 修復(RECOVER)コマンドを実行して図面を直す
– バックアップファイル(.bak)の拡張子を.dwgに変える
– 自動保存ファイル(.sv$)の拡張子を.dwgに変える
AutoCADは作業中に「.bak(バックアップ)」や「.sv$(自動保存)」という拡張子でバックアップを自動的に作ってくれています。
これらのファイルを見つけて、ファイル名の変更で拡張子を「.dwg」に書き換えれば、直前の状態から図面を復活させることができます。
Windowsの検索機能を使って、一番新しい日付のバックアップデータを探してみてください。
「読み取り専用です」と表示されて編集できない時の解決方法
ファイルが「読み取り専用です」と表示される原因の多くは、他の人がすでにその図面を開いているか、前回AutoCADがフリーズして異常終了した時に一時ファイルが残ってしまったことです。
社内の共有サーバーで図面を管理している場合、別の担当者がファイルを開いたまま席を外していると、後から開いた人は読み取り専用でしか見られません。
まずは、社内で同じファイルを開いている人がいないか確認してみるのが一番確実です。
誰も開いていないのに読み取り専用になる場合は、同じフォルダの中に「.dwl」または「.dwl2」という拡張子のロックファイルが残っていることが原因かもしれません。
AutoCADは図面を開く時、他の人が上書きしないように自動でこれらのロックファイルを作ります。
普通は図面を閉じると自動的に削除されるんですが、ソフトが異常終了すると削除されずに残ってしまい、次に開こうとした時に「誰かが開いている」と勘違いしてしまうんです。
この場合は、図面と同じフォルダにある「.dwl」と「.dwl2」のファイルを手動で削除してから、もう一度図面を開き直せば解決します。
それから、ファイル自体の設定が読み取り専用になっているケースもあります。
該当のDWGファイルを右クリックして「プロパティ」を開き、全般タブの「属性」にある「読み取り専用」にチェックが入っていないか確認してください。
もしチェックが入っていたら、それを外して「適用」をクリックするだけで、普通に編集して上書き保存ができるようになります。
AutoCADの図面トラブルを防ぐための設定
図面が開けなくなるトラブルは、どんなに気をつけていても起こる可能性がありますが、事前の設定で被害を最小限に抑えることはできます。
一番大事なのは、自動保存の設定をちゃんと見直しておくことです。
AutoCADのオプション画面を開いて、「開く/保存」のタブにある「ファイルの安全確保」の部分を確認してください。
ここで「自動保存」にチェックを入れて、間隔を「10分」くらいに設定しておくことを強くおすすめします。
また、保存するたびに直前の状態を残しておくバックアップ作成機能も有効にしておくべきです。
突然のエラーで作業データを失わないために、普段から以下の設定と対策をしておきましょう。
– オプション画面から「自動保存」を有効にして、間隔を10分に設定する
– 同じくオプション画面で「保存時にバックアップ コピーを作成」にチェックを入れる
– クラウドストレージの履歴保存機能やサーバーのバックアップ機能も一緒に使う
これで、メインの図面データが壊れてしまっても、同じフォルダに作られる「.bak」ファイルから1つ前の状態にすぐ戻すことができます。
さらに、クラウドストレージや社内サーバーの定期的なバックアップ機能(スナップショットなど)を活用するのも効果的です。
パソコンのローカルドライブだけでデータを管理するんじゃなくて、外部のシステムでバージョン履歴を管理しておけば、AutoCADの機能だけでは復旧できない深刻なデータ破損や、間違ってファイルを削除してしまった場合でも安心です。
普段からこれらの安全対策を複数組み合わせておけば、突然のエラーにも慌てずに対応できる環境が作れますよ。
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