AutoCADで面積測定の方法をお探しですね。

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AutoCADで面積や周長を測るコツ。実務で使える3つの方法を分かりやすく解説

AutoCADで図面を描いていると、部屋の面積や外壁の長さを測りたい場面って結構ありますよね。

シンプルな四角形ならまだしも、曲線が入った複雑な形だったり、いくつかのエリアを合計したいときは「どのコマンドを使えばいいんだっけ?」と迷ってしまうこともあると思います。

そこで今回は、実務でよく使う「MEASUREGEOM(ジオメトリ計測)」「ハッチング」「境界作成」という3つの測定方法を、初心者の方にも分かりやすく解説していきます。

1. MEASUREGEOM(ジオメトリ計測)でサクッと測る

最近のAutoCADで一番便利になったのが、このMEASUREGEOM(ジオメトリ計測)コマンドです。

何がすごいかというと、図形の上にカーソルを持っていくだけで、閉じた領域を自動で認識して、面積や周長をリアルタイムで表示してくれるんです。

いちいち頂点を順番にクリックする必要がないので、サクッと確認したいときにめちゃくちゃ便利です。

使い方はとても簡単。

リボンの「ホーム」タブにある「ユーティリティ」パネルから「計測」を選んで、「面積」か「クイック」モードを使います。

クイックモードをオンにした状態で、測りたい領域の中にマウスを持っていくと、その部分が緑色にハイライトされて、真ん中あたりに面積と周長がポップアップ表示されます。

めっちゃ分かりやすいですよね。

ただし注意点が一つ。

図形がちゃんと閉じていないと認識してくれません。

線と線の間に隙間があったりすると反応しないので、事前にフィレットや面取りコマンドで角をきちんと処理しておくのがポイントです。

さらに便利なのが、離れた場所にある複数のエリアを合計できること。

コマンドのオプションで「面積加算」を選んで、次々とエリアの中をクリックしていくと、全部の合計面積と合計周長がコマンドラインに表示されます。

電卓を叩く必要もなく、マウスだけで正確な数値が出せるので、作業スピードが格段に上がります。

2. ハッチングで「どこを測ったか」を見える化

面積をしっかり確認しながら作業したいなら、ハッチング機能を使う方法がおすすめです。

ハッチングって普通は斜線パターンや塗りつぶしを入れる機能ですが、実は作ったハッチングオブジェクトには面積の情報がちゃんと入っているんです。

この方法の良いところは、図面上で「どこを測ったか」が色やパターンで一目で分かること。

測り忘れや二重計算といったミスを防ぎやすくなります。

やり方はシンプルです。

まず普通に「HATCH(ハッチング)」コマンドを実行して、測りたいエリアの中をクリックしてハッチングを作ります。

次に、作ったハッチングを選択して「プロパティパレット」を開いてみてください。

「ジオメトリ」という項目の中に「面積」という欄があって、そこに正確な数値が表示されています。

この数値はコピペもできるので、エクセルなんかに貼り付けるのも簡単です。

もっと便利なのが、複数のハッチングをまとめて選択したとき。

離れた場所にある複数のハッチングを一緒に選ぶと、プロパティパレットに「累積面積」として合計値が自動で表示されます。

めちゃくちゃ楽ですよね。

ただし一つだけ注意点。

ハッチングを作るときのリボンメニューで「独立したハッチングを作成」にチェックを入れておかないと、離れたエリアが1つのオブジェクトとして結合されちゃって、後から個別の面積が確認できなくなることがあります。

用途に応じて設定を切り替えましょう。

3. 境界作成(BOUNDARY)で複雑な図形もスッキリ測定

複数の線や円弧が複雑に入り組んだ図面から、特定の部屋や敷地だけの面積を抜き出したいときに活躍するのが「境界作成(BOUNDARY)」コマンドです。

このコマンドは、指定した閉じた領域の輪郭をなぞるように、新しいポリラインを自動で作ってくれます。

元の線を切ったり編集したりせずに、測定用の新しいオブジェクトを別の画層に作れるので、元の図面データを安全に保ったまま必要な情報だけを取り出せるのが大きなメリットです。

使い方は、コマンドラインに「BO」または「BOUNDARY」と入力して実行。

「境界作成」のダイアログボックスが出たら、オブジェクトタイプを「ポリライン」に設定して、「点をクリック」ボタンを押します。

そして測りたい領域の中をクリックすると、その領域を囲む閉じたポリラインが一瞬で作られます。

あとはそのポリラインを選択してプロパティパレットを開けば、面積と周長が確認できます。

境界作成で作ったポリラインは、測定が終わった後も図面に残るので、不要なら削除してOKです。

ただ、このポリラインは「求積図」なんかに再利用することもできます。

例えば画層を変えて印刷用の境界線として使ったり、3Dモデリングの押し出し(EXTRUDE)のベースにしたりと、意外と応用が利くんです。

4. 状況に合わせて使い分けよう!

ここまで紹介した3つの方法には、それぞれ得意な場面があります。

実務で効率よく作業するには、図面の状態や目的に合わせて使い分けるのがコツです。

**とりあえずサクッと確認したいとき**
→ MEASUREGEOM(ジオメトリ計測)が最速。

カーソルを合わせるだけで数値が出るので、設計の初期段階や日常的なチェックに最適です。

**どこを計算したか後で見直したいとき**
→ ハッチングを使いましょう。

マンションの各部屋の面積表を作るときなんかは、色分けしておけば一目瞭然。

上司やお客さんへの説明資料としてもそのまま使えます。

**複雑な図面から特定のエリアを抽出したいとき**
→ 境界作成(ポリライン化)の出番。

特に他社からもらった図面で線がバラバラのときでも、ちゃんと閉じたポリラインが作れます。

簡単にまとめると:

– **スピード重視** → MEASUREGEOM
– **視覚的に確認&合計** → ハッチング
– **複雑な図形&再利用** → 境界作成

AutoCADには面積や周長を測る方法がいくつもあって、どれか一つが正解ってわけじゃありません。

今回紹介した3つの方法を使い分けられるようになれば、どんな複雑な図面でもストレスなく測定作業ができるようになります。

ぜひ実際にAutoCADを開いて、それぞれのコマンドを試してみてください。

自分の仕事のやり方に一番合った方法が見つかるはずです!

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