AutoCADの3Dモデリングについてお探しですね。
広告
AutoCADの3Dって難しそう?実は簡単!押し出しコマンドで2D図面を立体にする方法
AutoCADで2D図面は描けるようになったけど、「3Dモデリング」と聞くとなんだか難しそう…そう感じている方、多いんじゃないでしょうか。
でも実は、AutoCADの3Dモデリングって、いつも描いている2Dの線を立体にしていくだけなので、基本さえわかれば意外と簡単なんです。
この記事では、3Dモデリングでいちばんよく使う「押し出し(EXTRUDE)」というコマンドを使って、平面の図形を立体にする方法を、初心者の方にもわかりやすく解説していきます。
「立体にならない!」というよくあるトラブルの解決方法も紹介するので、ぜひこの記事を見ながら実際に操作してみてくださいね。
まずはここから!3D用の画面に切り替えよう
AutoCADで3Dを始めるとき、最初にやっておきたいのが作業画面の準備です。
普段2D図面を描いているときのAutoCADは、「製図と注釈」という2D専用のモードになっています。
これを3D用のモードに切り替えると、押し出しなどの3D専用のボタンが画面に表示されて、操作がぐっと簡単になります。
画面の右下にある歯車のマークをクリックして、「3Dモデリング」を選んでください。
これで画面上のメニューが3D用に変わります。
次に大事なのが、見る角度の変更です。
2Dのときは真上から見下ろしていましたが、3Dでは立体感がわかるように斜め上から見る必要があります。
画面の右上にある四角いキューブ(ViewCube)の角をクリックするか、メニューから「南東アイソメトリック」などを選んでみてください。
すると、横方向のX軸・Y軸に加えて、高さを表すZ軸が表示されて、3D空間での作業準備が整います。
それから、マウスの真ん中のボタン(コロコロするやつ)の使い方も覚えておきましょう。
ホイールを押し込みながら動かすと画面が移動します。
さらに、Shiftキーを押しながらホイールを押し込んで動かすと、作ったモデルをぐるぐる回して見ることができます。
この操作ができるようになると、モデルの裏側や横からも確認できて、作業がすごくはかどりますよ。
いよいよ3Dに!押し出しコマンドの使い方
準備ができたら、さっそく2Dの図形を3Dにしていきましょう。
AutoCADで3Dを作る基本中の基本が、平面の形に厚みをつける「押し出し(EXTRUDE)」というコマンドです。
たとえば、四角い箱を作りたいなら長方形を、円柱を作りたいなら円を描きます。
図形を描いたら、画面上の「ホーム」タブにある「押し出し」ボタンを押すか、キーボードで「EXT」と入力してEnterキーを押してください。
すると、「押し出すオブジェクトを選択」と表示されるので、さっき描いた図形をクリックして選び、Enterキーを押します。
マウスを動かすと、図形が上に伸びたり縮んだりするのがわかると思います。
ここで好きな高さのところでクリックするか、「100」などの数字を入力してEnterキーを押せば、あっという間に平面が立体になります!
押し出しコマンドのすごいところは、ただまっすぐ上に伸ばすだけじゃなく、いろんな形が作れることです。
たとえば「テーパ角度(T)」というオプションを使えば、上に行くほど細くなる形(円錐みたいな)も作れます。
「パス(P)」というオプションを使えば、あらかじめ描いた曲線に沿って形を伸ばすこともできます。
まずは普通のまっすぐな押し出しに慣れてから、こういった応用技にも挑戦してみてください。
「立体にならない!」よくあるトラブルと解決方法
押し出しコマンドを使ったとき、初心者の方がよくぶつかる問題が「押し出したのに中身が空っぽで網目みたいになっちゃう」というものです。
3Dプリンターで出力したり、あとから穴を開けたりするには、中身がちゃんと詰まった「3Dソリッド」という状態にする必要があります。
中身が空っぽになってしまう原因は、押し出す元の図形が「完全につながった一つの形」になっていないことです。
**よくある原因はこんな感じ:**
1. バラバラの線で描いた四角形をそのまま選んでいる(つなげる必要がある)
2. 線と線の端っこが少しだけ離れていて、完全につながっていない
3. 線が交差していたり、余計な線が重なっている
バラバラの線で描いた四角形を押し出すと、AutoCADは「4本の線をそれぞれ上に伸ばすんだな」と解釈してしまい、4枚のペラペラな壁ができてしまいます。
これを直すには、押し出す前に「結合(JOIN)」というコマンドを使います。
つなげたい線を全部選んで、「J」と入力してEnterキーを押すと、バラバラだった線が一つにつながります。
この状態にしてから押し出せば、ちゃんと中身の詰まった立体ができあがります。
複雑な形だと、どこがつながっていないのか見つけにくいこともあります。
そんなときは「境界作成(BOUNDARY)」というコマンドが便利です。
閉じた形の中をクリックするだけで、その形に沿った新しい線を自動で作ってくれます。
この下準備をしっかりやることが、きれいな3Dモデルを作る一番のコツなんです。
もっと見やすく!表示の切り替えと便利なテクニック
3Dモデルができたら、見た目を変えてもっとわかりやすくしてみましょう。
AutoCADの初期設定では、3Dモデルは線だけで表示されています(「2Dワイヤーフレーム」といいます)。
これだと前後関係や、ちゃんと面があるのかどうかがわかりにくいんです。
画面上の「表示」タブか、左上のメニューから表示の種類を変えることができます。
作業中によく使うのは「コンセプト」や「シェード」です。
「コンセプト」を選ぶと、モデルに色がついて輪郭線も表示されるので、形がすごくわかりやすくなります。
「X線」という表示にすると、モデルが半透明になって、手前で隠れている裏側まで透けて見えるようになります。
作業に合わせてこまめに切り替えると、ミスが減ってより正確に作業できますよ。
もう一つ便利な機能が「ダイナミックUCS」です。
普通は底面にしか図形を描けませんが、この機能をオンにしておくと、3Dモデルの側面にマウスを合わせるだけで、その面に直接図形が描けるようになります。
押し出しコマンド、表示の切り替え、そしてこういった便利機能を組み合わせれば、AutoCADでの3Dモデリングはぐっとスムーズになります。
最初は簡単な形から、楽しみながら練習してみてください。
慣れてくると、どんどん複雑な形も作れるようになりますよ!
広告
