AutoCADに画像を貼り付ける方法をお探しですね。

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紙の図面や写真をAutoCADで使えるようにする方法を丁寧に解説します

現場で撮った写真や、昔の紙の図面をスキャンしたPDFを、AutoCADに取り込んでトレースしたい場面って意外と多いですよね。

でも、初めてやる人にとっては「どうやって画像を読み込むの?」「実際のサイズに合わせるにはどうすればいいの?」「印刷したら変な枠線が出てきちゃった!」など、つまずくポイントがいくつかあります。

この記事では、JPEGやPDF、TIFFなどの画像をAutoCADに取り込んで、きちんとトレースする方法を順番に説明していきます。

最後には、印刷の時に邪魔になる枠線を消す便利なコマンドも紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

画像をAutoCADに読み込む基本のやり方

まずは、下絵となる画像をAutoCADに読み込む作業から始めましょう。

この作業を「アタッチ」と呼びます。

AutoCADでは、JPEGやPNG、TIFFといった普通の画像ファイルはもちろん、PDFファイルも同じように図面に配置できます。

紙の資料しかない場合は、スキャナーでPDFや画像データにしておけば、CAD上で下絵として使えるようになります。

画像を読み込むには、画面上部の「挿入」タブから「アタッチ」をクリックするか、コマンドラインに「IMAGEATTACH」(PDFの場合は「PDFATTACH」)と入力してEnterキーを押します。

すると、ファイルを選ぶ画面が出てくるので、あらかじめパソコンに保存しておいたトレース用の画像を選んで開きます。

次に「アタッチ」という設定画面が表示されます。

ここでは、画像をどこに置くか、どのくらいの大きさにするか、回転させるかなどを決めます。

最初は、とりあえず図面の原点あたりに置いておけば大丈夫です。

挿入位置は「画面上で指定」にチェックを入れておくのが一般的です。

大きさ(尺度)については、後できちんと調整するので、今は初期値の「1」のままでOKです。

設定を確認したら「OK」をクリックして、画面上の適当な場所をクリックすれば、画像が配置されます。

これでトレースの準備が整いました。

画像のサイズを実際の寸法に合わせる方法

画像を配置した直後は、画像の大きさがAutoCAD上の実際の寸法と合っていないことがほとんどです。

正確な図面を作るには、トレースを始める前に、画像のサイズを実際の寸法にぴったり合わせる作業が必要です。

この作業を飛ばしてしまうと、後で寸法を入れた時に数字が全然合わなくて、最初からやり直し…なんてことになりかねません。

サイズを正確に合わせるのに便利なのが、「尺度変更(SCALE)」コマンドの「参照(R)」という機能です。

まず、読み込んだ画像の中から「実際の寸法がわかっている2つの点」を探しておきます。

たとえば、壁と壁の間の距離や、柱と柱の間隔など、図面に書いてある寸法を使います。

次に、「ホーム」タブから「尺度変更」コマンドを選んで、配置した画像をクリックして選択し、Enterキーを押します。

そして、基準となる点(1点目)をクリックします。

基点を指定すると、コマンドラインに「参照(R)」というオプションが表示されるので、キーボードで「R」と入力してEnterを押します。

次に、もう一度「1点目」と「2点目」を順番にクリックして、最後にその2点間の「本当の寸法」を数字で入力してEnterを押します。

これで、画像全体が正しいサイズに自動的に調整されます。

これで図面の縮尺が実際の寸法と合って、正確にトレースできるようになります。

トレースをスムーズに進めるコツとレイヤー設定

画像のサイズ調整ができたら、いよいよトレース作業に入りますが、その前に少し準備をしておくと、作業がずっとやりやすくなります。

下絵の画像と、これから描くCADの線がごちゃごちゃにならないように、いくつか工夫をしておきましょう。

一番大事なのは、レイヤー(画層)をきちんと分けることです。

下絵の画像用のレイヤーと、自分がトレースして描く線用のレイヤーを別々に作っておきましょう。

さらに、画像用のレイヤーには「ロック」をかけておくことを強くおすすめします。

ロックをかけておけば、トレース中にうっかり画像をずらしてしまったり、間違って消してしまったりする失敗を防げます。

それから、描く線の色も工夫しましょう。

白黒の図面をトレースする時に、デフォルトの白色(または黒色)の線で描くと、下絵の線と重なって見づらくなってしまいます。

トレースをやりやすくするための設定をまとめておきますね。

– 画像専用のレイヤーを作ってロックをかける
– トレース用のレイヤーを作って、マゼンタ(赤紫)やシアン(水色)など目立つ色を設定する
– 画像を選んでプロパティパレットを開き、「フェード」の数値を上げて画像を薄く表示させる

画像を薄く表示させると、自分が描いた色付きの線がはっきり見えるようになって、どこまでトレースしたか確認しやすくなります。

印刷時の邪魔な枠線を消すIMAGEFRAMEコマンド

トレース作業が終わって、完成した図面を紙に印刷したり、PDFにしようとした時によく起こる問題があります。

それは、「画像の周りに四角い枠線が印刷されてしまう」というトラブルです。

この枠線は、画像をAutoCADに配置した時に自動的にできる境界線で、そのままだと図面の見た目が悪くなってしまいます。

この枠線の表示・非表示を切り替えるのが「IMAGEFRAME(イメージフレーム)」というコマンドです。

PDFを配置している場合は「PDFFRAME」、画像とPDFの両方をまとめて設定したい時は「FRAME」コマンドも使えます。

コマンドラインに「IMAGEFRAME」と入力してEnterキーを押すと、「0、1、2」のどれかを入力するように聞かれます。

それぞれの数字には意味があります。

**「0」**を入力すると、枠線が画面からも完全に消えて、印刷もされなくなります。

図面がすっきりして良さそうに思えますが、枠線が見えないと後から画像を選んで移動したり削除したりするのが難しくなります。

**「1」**はデフォルトの設定で、枠線が画面に表示されて、印刷もされてしまう状態です。

**一番おすすめなのは「2」**です。

「2」に設定すると、AutoCADの作業画面では枠線が表示されるので、画像の選択や編集が簡単にできます。

でも、印刷する時やPDFにする時には、その枠線が出力されません。

作業中の使いやすさと、完成した図面のきれいな見た目の両方を実現できるので、ぜひ「IMAGEFRAME」を「2」に設定して、プロっぽい図面を仕上げてください。

まとめ

これで、画像の読み込みから印刷までの一連の流れがわかったと思います。

最初は少し難しく感じるかもしれませんが、何度かやってみると慣れてきますので、ぜひ実際に試してみてくださいね。

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