AutoCADでプロパティを表示する方法をお探しですね。
広告
AutoCADのプロパティパネルを使いこなそう!表示方法とコピー機能を分かりやすく解説
AutoCADで図面を作るとき、線の色や画層、線の種類といった細かい情報を確認したり変えたりするのに「プロパティパネル」はとても便利な機能です。
きちんとした図面を仕上げるには、それぞれの図形が正しい設定になっているかを常にチェックする必要があります。
でも、作業中に急にパネルが消えてしまったり、どうやって表示するのか分からなくなったりして、困ってしまうことってありますよね。
また、ある図形に設定した情報を他の図形にもパッと反映させたいときに役立つのが「プロパティコピー」という機能です。
この記事では、AutoCAD初心者から中級者の方に向けて、プロパティパネルの表示方法から、設定を他の図形にコピーする便利な使い方まで、詳しく説明していきます。
プロパティパネルを表示・非表示にする基本の方法
AutoCADで図形の詳しい情報を見たり編集したりするための「プロパティパネル」は、いくつかの簡単な方法で表示できます。
一番素早く操作できて、実際の仕事でもよく使われるのがキーボードのショートカットキーです。
「Ctrl」キーを押しながら数字の「1」キー(テンキーの1じゃなくて、文字キーの上にある1です)を押すと、パネルの表示と非表示をパッと切り替えられます。
このショートカットを覚えておくと、図面を広く使いたいときにサッと隠して、必要なときにすぐ呼び出せるので、作業がとてもスムーズになりますよ。
また、画面上のメニューから操作したい場合は、リボンメニューを使います。
画面上部の「表示」タブをクリックして、パレットパネルの中にある「プロパティ」アイコンを押すことでも、表示と非表示を切り替えられます。
さらに、すでに描いてある図形を選んだ状態で右クリックして、出てきたメニューの下の方にある「プロパティ」を選ぶ方法もあります。
普段マウスで操作することが多い人は、図形を選んでそのまま右クリックメニューから開けるので、この方法が使いやすいかもしれません。
プロパティパネルを表示する主な方法をまとめると、こんな感じです。
* ショートカットキー(Ctrl + 1)で表示を切り替える
* リボンメニューの「表示」タブからアイコンをクリック
* 図形を選んで右クリックメニューから呼び出す
一度表示したプロパティパネルは、画面の左右どちらかの端にドラッグすると「ドッキング(固定)」できます。
頻繁にプロパティを確認する作業をするときは、画面の右端や左端に固定しておくと、毎回呼び出す手間が省けてとても便利です。
プロパティパネルが消えた!見つからないときの対処法
AutoCADを使っていると、「ショートカットキーを押してもプロパティパネルが出てこない」「急に画面から消えちゃった」というトラブルが起きることがあります。
こんなときは、AutoCADの不具合というより、パネル自体が画面の外に移動してしまっていたり、すごく細く折りたたまれてしまっていることが多いんです。
特に、ノートパソコンと外部モニターをつないで作業していて、後からモニターを外した場合などに、存在しない画面の場所にパネルが残ってしまうことがよくあります。
プロパティパネルが見つからないときは、次の方法を順番に試してみてください。
* 画面の端にマウスを動かして、隠れたパネルのタイトルバーがないか探す
* 「自動的に隠す」機能がオンになっていないか確認する
* ワークスペースを一度切り替えて画面レイアウトをリセットする
どうしても自分でパネルを見つけられないときは、ワークスペースの設定を初期化するのが一番確実で早い解決方法です。
画面右下にある歯車のアイコン(ワークスペースの切り替え)をクリックして、今使っているワークスペース(例えば「製図と注釈」など)をもう一度選び直すか、一度別のワークスペースに変えてから元に戻してみてください。
これで、パレットやパネルの配置がリセットされて、画面上の見える場所にプロパティパネルが復活します。
また、パネルの左側にある押しピンのアイコンが横向きになっていると、マウスカーソルを離した瞬間にパネルが隠れてしまうので、常に表示させたい場合はアイコンをクリックして縦向き(固定状態)にしておきましょう。
図形の設定を他の図形にコピーする「プロパティコピー」って?
プロパティパネルで特定の図形の色や線種、画層などの設定を細かく変更した後、「他の図形も全く同じ設定にしたいな」と思うことって、図面を作っているとよくありますよね。
そのとき、一つひとつの図形を選んでプロパティパネルから設定をやり直すのは、すごく時間がかかるし、設定ミスの原因にもなります。
そんなときに大活躍するのが、AutoCADの標準機能である「プロパティコピー(MATCHPROPコマンド)」です。
この機能を使えば、元の図形が持っている色々な設定情報を、他の図形へ一瞬で転写して、統一できるんです。
プロパティコピーで他の図形にコピーできる主な情報は、こんな感じです。
* 基本プロパティ(画層、色、線種、線の太さ、透明度など)
* 文字スタイル(文字の高さ、フォントなど)
* 寸法スタイル(矢印のサイズ、寸法線の設定など)
* ハッチングの設定(パターン、大きさ、角度など)
プロパティコピーを使うには、リボンメニューの「ホーム」タブにある「プロパティコピー(ハケのマークのアイコン)」をクリックするか、キーボードから「MATCHPROP(または略称の MA)」と入力してEnterキーを押します。
コマンドを実行すると「コピー元のオブジェクトを選択」と表示されるので、基準にしたい、正しい設定を持った図形をクリックします。
するとマウスカーソルの横に小さなハケのアイコンが表示されるので、続けて「設定を反映させたい図形」をクリックしていくだけで、次々とプロパティがコピーされていきます。
複数の図形をまとめてドラッグや交差選択で囲んで、一気に設定を変更することもできますよ。
もっと便利に!プロパティコピーの応用テクニック
プロパティコピーは直感的でとても便利な機能ですが、初期設定のまま使うと「コピー元のすべてのプロパティ」が、そのままコピー先の図形に上書きされてしまいます。
でも、実際に図面を作ったり修正したりするときは、「画層だけを別の図形に合わせたいけど、元の図形の線の色や線種はそのままにしたい」みたいに、特定の項目だけを選んでコピーしたいこともありますよね。
そんな細かい要望にも対応できるように、プロパティコピーには、転写する項目を細かく選べるオプション機能がちゃんと用意されています。
特定のプロパティだけをコピーしたい場合は、まず普通にプロパティコピー(MAコマンド)を実行して、コピー元の図形を選びます。
次に、コピー先の図形を選ぶ前の段階で、画面下部のコマンドラインに注目してください。
コマンドラインに「設定(S)」という選択肢が表示されているはずです。
ここをクリックするか、キーボードで「S」と入力してEnterキーを押すと、「プロパティ設定」という専用のダイアログボックスが表示されます。
このダイアログには、現在コピー対象になっているプロパティのリストが一覧で表示されていて、最初はすべてにチェックが入った状態になっています。
ここで、コピーしたくない項目(例えば「色」や「線種」など)のチェックボックスを外して「OK」をクリックしてから、コピー先の図形を選びます。
すると、チェックを残した項目(例えば「画層」だけ)のプロパティだけがコピー先に反映されて、それ以外の情報は元のまま残ります。
この設定オプションを使いこなせるようになると、複雑な図面修正の時間をグッと短縮できて、図面全体のデータを統一する作業がとてもスムーズになります。
AutoCADの基本操作に慣れてきたら、ぜひこの「プロパティ設定ダイアログ」を活用して、もっと効率的な作図を目指してみてくださいね。
広告
