AutoCADをクラシック表示にする方法をお探しですね。
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AutoCADのクラシック表示を復活させる方法
AutoCADを最新バージョンにアップデートしたら、使い慣れたアイコンが並ぶ「クラシック表示」が消えてしまって困っていませんか?代わりに表示される見慣れないリボンUIに戸惑っている方は本当に多いと思います。
長年使ってきた画面レイアウトが突然変わってしまうと、いつものコマンドを探すだけでも時間がかかって、毎日の作図作業の効率がガクッと落ちてしまいますよね。
この記事では、AutoCAD 2015以降のバージョンで消えてしまったクラシック表示を、自分で復活させる方法を分かりやすく説明します。
パソコンの設定に詳しくない方でも迷わないように、手順を一つずつ丁寧に紹介していきますので、ぜひ一緒に操作しながら、使いやすい作図環境を取り戻しましょう。
1. なぜクラシック表示が消えたの?
長年AutoCADを使ってきた人にとって、画面の上や横にツールバーが並んでいるクラシック表示は、パッと見てすぐ操作できる必須のレイアウトでした。
ところが、AutoCAD 2015のバージョンアップで、初期設定から「AutoCAD クラシック」という選択肢が完全になくなってしまったんです。
これには理由があります。
Microsoft Officeをはじめ、多くのソフトが「リボンUI」という、タブごとに機能を整理した画面を採用するようになりました。
開発元のAutodesk社も、初心者にとって分かりやすく、たくさんの機能を整理して表示できるリボンUIを標準にすることで、より現代的な操作環境を目指したようです。
でも、長年ショートカットキーやアイコンの位置を体で覚えているベテランの設計者さんやオペレーターさんにとって、この急な変更は大きなストレスになりました。
リボンUIは機能が整理されている反面、目的のアイコンをクリックするのにいちいちタブを切り替えないといけないことが多く、作業スピードが落ちてしまうんですよね。
朗報なのは、標準の選択肢から「クラシック表示」という名前が消えただけで、ツールバーの機能自体がなくなったわけではないということ。
今でも、ちょっとした設定変更をすれば、昔と同じような使い勝手のクラシック画面を再現できるんです。
それを自分専用の環境として保存しておくこともできますよ。
2. ツールバーを表示して簡単にクラシック画面を作る方法
一番シンプルで初心者にも分かりやすいのが、隠れているツールバーを呼び出して、リボンメニューを非表示にする方法です。
これだけでクラシック表示っぽい画面が作れます。
まずは、画面上部のメニューバーを表示させましょう。
画面の一番上にあるクイックアクセスツールバー(保存ボタンなどが並んでいるところ)の右端にある小さな下向き矢印をクリックして、「メニューバーを表示」を選んでください。
すると、「ファイル」「編集」「表示」といった昔ながらのメニューが画面上部に現れます。
これでクラシック表示の土台ができました。
次に、作図に必要なツールバーを画面に配置していきます。
今表示させたメニューバーから「ツール」→「ツールバー」→「AutoCAD」と進むと、おなじみの「作成」「修正」「画層」「プロパティ」などのツールバー一覧が出てきます。
ここから必要なツールバーをクリックして画面に表示させ、ドラッグして使いやすい位置に配置していきましょう。
必要なツールバーを全部配置できたら、最後にリボンメニューを消して作業スペースを広くします。
リボンメニューを消すには、コマンドラインを使うのが確実です。
画面下のコマンドラインに「RIBBONCLOSE」と入力してEnterキーを押すだけで、大きなリボンUIがスッキリ消えます。
これで、見慣れた広々とした作業画面のクラシックレイアウトが完成です。
もしまたリボンメニューを表示したくなったら、「RIBBON」と入力すれば元に戻せるので安心してください。
3. CUIコマンドで本格的にクラシック表示を復元する
手動配置よりもっと本格的に、昔のバージョンとほぼ同じクラシック表示を復元したい場合は、AutoCADの「ユーザインタフェースをカスタマイズ(CUI)」という機能を使います。
この機能を使えば、隠れているツールバーをまとめて設定したり、リボンUIをシステムレベルで非表示にしたりできます。
設定画面はちょっと複雑に見えるかもしれませんが、順番通りに操作すれば大丈夫です。
手順は次の通りです:
* コマンドラインに「CUI」と入力してEnterキーを押し、「ユーザインタフェースをカスタマイズ」の画面を開きます
* 左上の「すべてのファイル内のカスタマイズ」から「ワークスペース」を開いて、今使っているワークスペース(たいてい「製図と注釈」)を選びます
* 右側の「ワークスペースのコンテンツ」にある「ワークスペースをカスタマイズ」ボタンをクリックして、編集できる状態にします(文字が青色になります)
* 左側から「ツールバー」を開いて、「作成」「修正」などクラシック表示に必要な項目にチェックを入れ、「完了」ボタンを押してから「適用」をクリックします
このCUIコマンドを使う最大のメリットは、画面に表示する要素を細かく、確実にコントロールできることです。
手動で一つずつツールバーを呼び出す方法だと、間違って閉じてしまったときにまた設定し直す手間がかかりますが、CUIで設定しておけばしっかりしたレイアウトが作れます。
ちなみに、もし古いバージョンのAutoCADが入っている別のパソコンがあれば、そこから「acad.cuix」というカスタマイズファイルをコピーして、「転送」タブから直接昔のクラシックワークスペースを取り込むという裏技もあります。
自分のスキルや環境に合わせて、やりやすい方法を選んでみてください。
4. 作ったクラシック表示を保存しておこう
手動でツールバーを配置したり、CUIコマンドで理想のクラシック表示を作ったりした後は、その苦労して作ったレイアウトを「ワークスペース」として必ず保存しておきましょう。
これがすごく大事です。
AutoCADには、画面のレイアウトに名前を付けて保存できる機能があります。
これを使えば、複数の人で一台のパソコンを使う場合や、作業内容(2D作図と3Dモデリングなど)によって画面を切り替えたい場合に便利です。
もし保存しないでいると、AutoCADが急に落ちたときや、間違って別のワークスペースに切り替えてしまったときに、せっかく配置したツールバーが全部消えて、また最初から設定し直しになってしまいます。
保存の手順はとても簡単です。
設定が終わったらすぐにやっておきましょう。
画面右下のステータスバーにある歯車マークの「ワークスペース切り替え」アイコンをクリックします。
出てきたメニューから「現在を名前を付けて保存」を選ぶと、ダイアログボックスが表示されます。
ここに「AutoCAD クラシック」とか「自分用クラシック」など、後で見て分かりやすい名前を入力して、保存ボタンをクリックするだけです。
これであなたの理想の操作環境がしっかり記憶されました。
保存が完了すれば、これからは歯車アイコンをクリックするだけで、最新のリボンUIと昔ながらのクラシック表示を簡単に切り替えられるようになります。
たとえば、普段の作図は使い慣れたクラシック表示でサッと作業して、新しい便利な機能を使いたいときだけ標準のワークスペースに戻す、なんて柔軟な使い方もできます。
毎日の作図効率に直結する画面レイアウトだからこそ、自分が一番使いやすい環境を作って、しっかり保存・管理して日々の仕事に役立ててくださいね。
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